やせる！病気が治る！石原式「朝だけ断食」
石原 結實 著
日本文芸社/２００３
| そして私がもっとも絶望したのが、その治療法でした。たとえば白血病では、これといった原因が見つかっていないため、結局は抗ガン剤を大量に投入し続けるしかありません。 すると、その副作用で患者は髪の毛が抜け、眉毛がうすくなり、舌も真っ黒になってしまいます。それでもなお、白血球数がゼロに近くなるまで抗ガン剤を投入し続けるしかなく、その結果、病原菌が体内に侵入しやすくなり、肺炎や髄膜炎、肝膿瘍という病気を併発して、多くの患者が亡くなりました。 （中略） そんな環境で仕事しながら、私は「医師としてこのまま一生やっていけるのだろうか」と悩みました。医療とはこんなものだろうか。私は自分が行っている治療法や医療に対する姿勢に疑問をもち始めたのです。 |
| 境野米子さんの本を読んでからニンジンジュースに興味を覚えたので、ネットでいろいろ調べてみた。すると、最近は石原結實さんという人が積極的に推進しているらしい。本屋にいって見てみると、著書がいっぱい並んでいたのでそのうちの一冊を手に取ってみた。 著者の石原氏は、西洋医学を学んで医師として働きながら、西洋医学に疑問を覚え、各種療法を試して、断食療法にたどり着いた人である。 さて、なぜ断食なんだろうか。 石原氏によると、病気の大きな原因は、冷えと過食によるらしい。そもそも人間は飢えに強い動物なんだそうだ。また、病気になると、食欲不振と発熱が起こる。これは、体が健康になるための反応という。 断食をすると、血液中の老廃物が排泄されるのを助けるという。これは、胃腸にエネルギーが取られなくなるため、排泄に向かうためだという。そのため、断食中は宿便が取れ、皮膚からも老廃物が排出される。そうして、血液がきれいになるそうだ。 ただ、水断食は危険を伴う。そのため、石原氏が推奨しているのが、ニンジンジュース断食。食事の代わりにニンジンジュースを採る。これにより、それほどの空腹感を味わうことなく断食が可能となるわけである。 ニンジンをジュースの形で採ることで、胃腸に負担をかけることなく、断食の効果を高めてくれるという訳。 うーむ、半信半疑から、七信三疑くらいになってきたぞ。一回試してみたいものだ。 とりあえず、ニンジンジュースは飲んでみようか。 |
| 目次 |
| 第１章 伊豆高原で体験する「断食療法」 第２章 間違いだらけの西洋医学 第３章 断食で、やせる、若くなる、病気が治る！ 第４章 家庭でできる「朝だけ断食」の始め方 第５章 「朝だけ断食」の効果をいっそう高める方法 第６章 「朝だけ断食」で健康を取り戻した人たち 第７章 健康は感謝の心から |
(update:2005-05-21)
