いちばん危険なトイレといちばんの星空
世界9万5000km自転車ひとり旅U



石田 ゆうすけ 著
実業之日本社/2005

 ”世界で一番”を知りたがる人はじつに多いのである。
 この質問に答えるのは難しい。ひとつにはしぼれないし、何より国や文化を比較して順位をつけるというのは、それ自体がムチャな話だ。
 だけど、「一番」を聞きたくなる気持ちは当然、理解できる。ぼくもまた、旅を始めてすぐのころ、100ヵ国をまわったというベテランの旅人に会い、まったく同じ質問をした。

 自転車で世界一周をした石田くんの2作目。
 独断で様々な世界一を決めていく。それを切り口に、縦横無尽に語られていく様々なエピソードが楽しい。前著より、気楽に読める本である。
 ああ、旅がしたいなあ。

 父ちゃんのことが、本書の最後の方にちらっとでてきます。

目次
第一章 世界一すごいところ
 世界一危険な場所--動物編
 世界一ムカつく国境
 世界一危険な場所--郊外編
 世界一危険な通り
第二章 世界一すごいもの
 世界一笑えるお札
 世界一(?)のお土産
 世界一危険なホテル
 世界一キツイ便所
 世界一危険なトイレ
 世界一の大峡谷
 世界一の巨大滝
 世界一の遺跡
 世界一の星空
第三章 世界一すごい食べ物
 世界一メシがうまい国
 世界一メシがまずい国
 世界一お気に入りのバー
 世界一うまいビール
 世界一まずいビール
 世界一うまいデザート
第四章 世界一すごい人たち
 世界一のホスピタリティ--@
 世界一美人の多い国
 世界一のホスピタリティ--A
 世界一ムカつくポリス
 世界一のホスピタリティ--B
第五章 再び世界一すごいところ
 世界一美しい街
 世界一寂しげな場所
 世界一のんびりした国
 世界一好きな場所
 世界一苦手な国
 世界一スゴイところ

(update:2005-07-08)


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