「復活の薪」原材料である津波流失家屋廃材の表面の塩分について
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皆様
「吉里吉里国河童薪風呂」並びに「復活の薪」では大変お世話になっております。
「吉里吉里国」をご支援いただいております多くの方々から、ダイオキシン発生の原因と
なる塩分についてのお問い合わせをいただいております。
大変ご心配をおかけしてすみません。
結論は、
「塩分については、雨水によって洗い流され、普通の木材と同じ程度になっておりますの
で安心してお使いください」
です。
添付の環境省廃棄物対策特別本部から各県廃棄物主幹部あての公文書（黄色でマーカー＋
朱書き部分）をご参照ください。
小径木の場合、
20㎜の降雨が4回で1％の塩分濃度は0.2％になるとの情報が参考として記載されています
（参考情報でも公文書で公開されている情報に変わりはありません。もし、疑義のある情
報であれば載せるべきではない、と県職員としては理解をします）。
海水の塩分濃度は2.8％前後だそうですから、80㎜程度の降雨にさらすことでその10分の1
以下になります。
大槌町の4月と5月だけでも降雨量は300㎜を超えています。
これで津波流出廃材表面の塩分がどれだけの濃度になっているか・・・想像するしかない
ですが、
3月11日以降の降雨により、津波流出廃材の表面の塩分はほとんどが全て洗い流されてい
る、と言ったら言い過ぎでしょうか？
国立環境研究所では、
燃料として使用可能な塩分濃度として0.4％以下という線を引いています。
また、国立環境研究所では、
ダイオキシンの発生を抑制するため
800℃以上の温度で燃焼することを勧めています（このことは良く知られていることですが）
。
【ここで日本蓄熱式薪ストーブ普及協会（M.H.J.)からのお知らせ】
メイスンリ・ヒーター（レンガや石で出来た蓄熱式薪ストーブ）やtiba社のキッチン・ス
トーブ、ガシファイヤーやシュミード：Schmid（薪ボイラー）の様な1,000℃以上で薪を燃
焼する機器を使えば、たとえ塩分が含まれていてもダイオキシンの発生の心配は格段に低
減できるのです。
さぁ皆で メイスンリ・ヒーターやガス化燃焼機器をもっと普及しましょう！
薪も節約出来て（メイスンリ・ヒーターの場合、鉄に比べて薪消費量はおよそ3分の1）、
排ガスも透明ですよ！
近況の吉里吉里国の写真も何点か、添付します。
  
日本蓄熱式薪ストーブ普及協会（M.H.J.)
事務局兼吉里吉里国釜爺
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岩手県 県南広域振興局
遠野農林振興センター
林務課
深澤 光（hikari fukazawa)
h-fukazawa@pref.iwate.jp
TEL0198-62-9933
FAX0198-62-9899
震災に
負けてたまるか！
岩手県
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(update:2011/6/9) |
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