小野薪割りクラブ　「親子木工教室」



　梅雨空の下、小野薪割りクラブ主催の木工教室が行われ、草の上を滑るそりを作りました。
あいにくの雨で、そり滑り大会は中止でしたが、一日、木工に汗を流しました。

月日：平成１８年７月２日（日）　９：００〜１６：００
場所：緑とのふれあいの森公園　（田村郡小野町大字小戸神字宮ノ前地内）
主催：小野薪割りクラブ（事務局：田村東部森林組合）

●実施状況

　梅雨空の下、小野薪割りクラブ主催の「親子木工教室」が開催されました。
今回は、木を薪としてではなく、木工材料として利用しよう、という木に親しむ試みです。

　PRは、過去の参加者へのダイレクトメールのほか、
チラシ配布、ホームページへの掲載、メール、そして、知り合いを通じての口コミなどを展開しました。
結果、小野町内の親子を中心に２９名の一般参加がありました（うち子ども１６名）。
初参加が多く、これまでの薪割りクラブとは客層が違ったようです。

　今回の会場は、小野町の緑とのふれあいの森公園という森林公園です。
雨模様なので、公園内の研修施設の中で行われました。

　開会式であいさつ、スタッフ紹介、参加者の自己紹介のあと、そりの作り方の説明がありました。
まず、�@厚さ６ｃｍくらいの板で舟形を作り、
�A組み木をしてそりの形を作り、
�B釘やネジで固定して、
�C紙ヤスリでペーパーがけをして仕上げてできあがりです。

　さっそく、各親子は相談して、舟形を板に書き込みます。
キットではないため、設計には大分時間がかかったようです。



それを電動工具で切断。



舟形に板や棒などの端材を載せてイメージをつくり、



幅を決めて、切断。



ネジや釘で、固定します。



最後に、紙ヤスリで仕上げてできあがり。
世界に一つだけのバラエティあふれたそり達ができあがりました。



　お昼には、地元婦人部による、じゅうねんたれの冷やしうどんが振る舞われました。
（じゅうねんとは、エゴマのことです。）
各参加者同士、うどんを食べながら、懇親を深めたようです。

　　この日は、雨模様だったので、午後のそり滑り大会は中止。
（ふれあいの森には、そり滑りに格好の草の斜面があります。）
午後も制作に打ち込んだので、完成度の高いそりができたようです。
難易度も高かったので、その分、お父さんたちの活躍の場ができました。

　できなかったそり滑りの代わりに、そりのコンテストを行いました。
入賞者には、景品がプレゼントされました。

　また、子どもたちには、大工さんが即席で作ったパズルがプレゼントされました。

　最後に、各参加者に感想を聞きました。
「モノづくりは楽しかった」「子どもたちも楽しくできた」など、好評でした。
みんな、木でオリジナルの作品を作れたことに満足な様子でした。

●参加者の感想

Ｙさん・３０代男性）初めて参加しました。子どもたちも楽しんでいたようです。次回も是非参加したいと思います。
Ｙさん・３０代女性）初めて参加しました。板や棒を組み合わせることで、モノを造ることが楽しかったです。楽しい時間を過ごすことができました。次回も機会があれば参加したいと思います。
Ｓさん・３０代女性）初めて参加しました。子どもたちが、とても楽しくできたようです。
Ｈさん・３０代男性）今日の作業は、普段の生活では体験できないことでした。スタッフの皆さんには、準備から大変ご苦労さまでした。次回も楽しい企画を立ててください。
Ｙさん・２０代男性）一日楽しくすごせました。次回も参加したいと思います。
Ｋさん・３０代男性）いつもの「薪割り」と違って、楽しい企画でした。子どもたちは、そり滑りをしたかったみたいです。
Ｗさん・４０代男性）木工教室は、想像していたものよりハードなものでした。次回は、もっと子どもにも簡単にできるものをお願いします。
Ｎさん・３０代女性）楽しくできました。
Ｔさん・３０代女性）楽しかったです。子どもたちも、友達ができて楽しかったようです。

県中農林・佐藤）できあがったそりは、どれも素晴らしい作品で驚きました。

小野薪割りクラブ・大方氏）バラエティにとんで楽しい作品づくりができました。
スタッフ・Ｕ氏）これからも、このような企画をお願いします。
スタッフ・Ｏ氏）今回の木工教室をきっかけに、家庭でも木工品製作に挑戦してください。
小野薪割りクラブ・会田氏）木っ端に命を吹き込んだ作品づくりができました。
小野薪割りクラブ・会田氏）作品に個性が出ていました。
小野薪割りクラブ・佐藤氏）子どもたちが「生き生き」している姿を見て感動しました。これからも、親子のふれあう機会を創ってください。
小野薪割りクラブ・石井氏）今日はどうもありがとうございました。今後、小野薪割りクラブとしては役職を決めて、分担してやっていきたい。一般に人にも企画から参加してほしい。次回の薪割りクラブは８月にキャンプを行う予定なので、どうぞ参加してください。

●成果と課題

・今までの薪割りクラブとは、客層が違った。
薪割りクラブとしての企画として、ふさわしかったのかは、今後考えるべき課題となった。

・木工としては、キットではなかったため、難易度が高く、大人の関与なしには仕上げられなかった。
また、時間がかかり、予定を超過した。
子どもがもっと簡単に取り組めるものも、欲しかった。
（でも、父親の復権には貢献できたかも。）

・雨模様であったが、広い研修施設があったので、無事、プログラムをこなすことができた。

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