たけやま森の学校
森のクッキング講座「ダッチオーブンで料理をつくろう」

　寒さが日増しに厳しくなってきました。焚き火の恋しい季節です。
最近、注目の焚き火料理アイテムは、ダッチオーブン！　
という訳で、ダッチオーブン教室のレポートです。
　


月日：平成１６年１１月２８日（日）
場所：石川郡平田村　蓬田岳山麓ジュピアランドひらた　古民家「樹里庵」
講師：森林インストラクター　鈴木比良氏
当日配布資料

　爽やかな秋晴れの空の下、ダッチオーブン教室が開催されました。
講師は、森林インストラクターの鈴木比良氏。
かのフォレストパークあだたらの企画運営に携わった人で、キャンプ用トレーラーを操るキャンプ大好き人間。
ダッチオーブンを５〜６個持っている人です。
　参加者は、約２０人。子ども達もいっぱい居て賑やかです。
ダッチオーブン料理は初めて食べるという人も多く、その旨さに驚いた様子でした。
　料理は３品。
石焼き芋、ローストチキンとピザです。
　石焼き芋は、２ｃｍくらいの石をダッチオーブンの中に入れ、その上に芋を並べて蓋をし、火にかけて１時間。
それだけで、絶品の石焼き芋の出来上がり。
子ども達は、争うように頬ばっていました。



　ローストチキンは、ダッチオーブンの中に網を敷いて、その上に鶏肉を並べ、さらにその上にニンジンとジャガイモを並べ、蓋をして、火にかけて１時間。
料理というのもおこがましいほどの簡単さです。
秘訣はただ一つ。鍋が温まったら、弱火を保つこと。蓋との間から出てくる蒸気と臭いが目安です。
よけいな事を一切しないので、素材そのものの味を楽しめます。
特にニンジンなど、こんなに甘いものだったのかとびっくりするくらいです。





　そして、ピザ。
これは、今回の料理の中では最も手のかかる料理です。
生地は、事前に渡部が作りました。
強力粉にドライイーストと水と塩とオリーブオイルを混ぜて、ひたすら練ります。
力仕事です。それを、囲炉裏端において発酵させると、ふっくらと膨らみました。
トッピング作りは、みんなの仕事。タマネギやピーマン、ベーコンなどを刻みます。
中には、見事な包丁さばきを見せる男性参加者もいて、みんなの感嘆の声を浴びておりました。
膨らんだ生地を丸くのばして、思い思いにトッピング。
それを、浅めのダッチオーブンに入れ、下火と上火で数分間焼きます。
あっという間においしいピザの出来上がりです。
これも、みんなに大人気。子ども達も争って食べてました。







　最後に、みんなに感想を訊きましたが、「初めて食べたけどとてもおいしい」「簡単でびっくり」「男性が料理する姿が珍しかった」等々、とても好評でした。
またやろうねと、スタッフ一同誓うのでした。



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