| 木質バイオマスを活用しよう！ |
| はじめに／基礎知識／活用の意義 |
木質バイオマス活用の意義
| なぜ、木質バイオマスの有効活用が必要なのでしょうか？ それには、以下のような意義があります。 |
| 地球温暖化防止 |
| 地球温暖化を引き起こす温室効果ガス（主としてＣＯ２）の主な排出源は、森林の減少（主に熱帯雨林）と化石燃料の使用によります。 木質バイオマスを活用することは、化石燃料の使用を削減できます。 「地球温暖化対策と木質バイオマスエネルギー」 |
| 循環型社会の構築 |
| ゼロエミッション（廃棄物ゼロ）といった取組が各地でなされております。これは、資源を再利用・再生等の循環利用を進めることで、廃棄物をゼロにしようという取組です。 果たして、真に循環利用の可能な資源とは何でしょうか？ それは、バイオマス資源に他ならないでしょう。バイオマス資源は生物由来なので、適正量を利用していく分には、再生可能なのです。 |
| 森林・林業の活性化 |
| 里山の再生 荒廃した里山を再生させるには、再び活用する必要があります。木質バイオマスの利活用は、薪炭林を復活させることにつながるでしょう。 「里山の再生と木質バイオマスエネルギー」 間伐の推進 木材価格の低迷により、森林所有者の森林整備への意欲は薄れ、森林の手入れがなされなくなりました。かつて盛んに植林されたスギなどの人工林は、間伐がなされずに放置され、荒廃しております。 用途の少ない間伐材をエネルギー源として利用するなど、新たな需要が生まれれば、間伐を進めるきっかけになるでしょう。 「間伐の推進と木質バイオマスエネルギー」 未利用材への付加価値 林業・木材産業では、多くの木質廃棄物が排出されます。 現在、焼却炉の規制により、それらが産業廃棄物として有償で処理されていますが、エネルギー源として活用すれば、逆に利益を生むかも知れません。 新たな産業の創出 木質バイオマスをエネルギー源として、発電や熱供給を行うようといったことも各地で検討されています。これからの林業はエネルギー産業となるかもしれません。 |
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